疲労骨折とは違うもう一つのオーバーユース症候群
どうもこんにちは!
ゆうやです!
今回はランナー膝と同じオーバーユース症候群の1つである
『シンスプリント』について
お話ししていきます。
運動中や運動後に
脛骨中央から遠位1/3の内側後方を中心に
縦長に広い範囲で痛みがおこる
過労性障害で過労性脛骨骨膜炎とも呼ばれています。
ある一点に痛みが集中する疲労骨折とは異なります。
ダッシュやジャンプを繰り返すスポーツ陸上競技やバレーボールをしている人に多くみられ、
特にランナーの発生頻度が高く、その20〜50%に発生すると言われます。
シンスプリントの発症は、
12歳~16歳の若い世代がピークで、
女性の方が男性の約1.5~3倍多いといわれています。
原因として
・過度の運動内容、運動量の増加
・ランニングフォームの変更
・固いコンクリートの路面での練習
・薄く硬いシューズの使用(踵の摩耗)
・下肢(膝下)の形態異常
(O脚・回内側・扁平足)
・足関節の柔軟性低下や下肢の筋力不足
・足部の疲労による衝撃緩衝能の低下
などが上げられます。
←扁平足
また、部活動の新入部員など、
急激な運動量の増加が悪影響を及ぼすため、発症ピークが若い世代に集中する要因かと思われます。
疲労骨折とは異なり痛みの部位が分かれます。
①前外側型
下腿の前外側に痛みが出現します。(前脛(ぜんけい)骨筋、腓骨筋など)
②後内側型
下腿の後内側に痛みが出現します。(後脛(こうけい)骨筋、ヒラメ筋など)
下腿内側筋群(ヒラメ筋や腓骨筋)の疲労による柔軟性低下、
特にヒラメ筋を主として後脛骨筋、
長趾屈筋付着部が脛骨の表面を覆う骨膜を牽引して微細損傷(骨膜炎)をきたし、下腿内側の痛みを発生させます。
特に脛骨内側部の張力が高くなる状態として、足関節外反や足部回内が関連すると思われます。
ここからは、シンスプリントの予防とケアを紹介していきます。
下腿内側ストレッチ
ふくらはぎストレッチ
足裏ストレッチ
↑🎾がおすすめ
タオルギャザー
↑足指の力だけでタオルを引き寄せる
足首の筋トレ
↑ゴムチューブでの反発力を利用したトレーニング法
これらに加えて
下腿三頭筋(腓腹筋やヒラメ筋)のストレッチ=アキレス腱を伸ばすストレッチ
で扁平足の予防や足首の柔軟性の維持に努めましょう!
私はシンスプリントの経験はありませんが、最悪の場合剥離骨折(筋肉の牽引力が骨を引き剥がす)ことにつながるので
みなさんオーバーワークには十分注意して練習に励んで下さい!
最後読んでいただき
ありがとうございました!