疲労骨折とは違うもう一つのオーバーユース症候群

どうもこんにちは!

 

ゆうやです!

 

今回はランナー膝と同じオーバーユース症候群の1つである

『シンスプリント』について

お話ししていきます。

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運動中や運動後に

脛骨中央から遠位1/3の内側後方を中心に

縦長に広い範囲で痛みがおこる

過労性障害で過労性脛骨骨膜炎とも呼ばれています。

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ある一点に痛みが集中する疲労骨折とは異なります。

 

ダッシュやジャンプを繰り返すスポーツ陸上競技やバレーボールをしている人に多くみられ、

特にランナーの発生頻度が高く、その20〜50%に発生すると言われます。

 

シンスプリントの発症は、

12歳~16歳の若い世代がピークで、

女性の方が男性の約1.5~3倍多いといわれています。

 

原因として

・過度の運動内容、運動量の増加

・ランニングフォームの変更

・固いコンクリートの路面での練習

・薄く硬いシューズの使用(踵の摩耗)

・下肢(膝下)の形態異常

 (O脚・回内側・扁平足)

・足関節の柔軟性低下や下肢の筋力不足

・足部の疲労による衝撃緩衝能の低下

 などが上げられます。

f:id:YUYAHATATNO:20221028083608j:image←扁平足

 

また、部活動の新入部員など、

急激な運動量の増加が悪影響を及ぼすため、発症ピークが若い世代に集中する要因かと思われます。

 

疲労骨折とは異なり痛みの部位が分かれます。

 

①前外側型
下腿の前外側に痛みが出現します。(前脛(ぜんけい)骨筋、腓骨筋など)

②後内側型
下腿の後内側に痛みが出現します。(後脛(こうけい)骨筋、ヒラメ筋など)

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下腿内側筋群(ヒラメ筋や腓骨筋)の疲労による柔軟性低下、

特にヒラメ筋を主として後脛骨筋、

長趾屈筋付着部が脛骨の表面を覆う骨膜を牽引して微細損傷(骨膜炎)をきたし、下腿内側の痛みを発生させます。

特に脛骨内側部の張力が高くなる状態として、足関節外反や足部回内が関連すると思われます。

 

ここからは、シンスプリントの予防とケアを紹介していきます。

f:id:YUYAHATATNO:20221028081024j:image下腿内側ストレッチ

f:id:YUYAHATATNO:20221028081033j:imageふくらはぎストレッチ

f:id:YUYAHATATNO:20221028081102j:image足裏ストレッチ

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f:id:YUYAHATATNO:20221028081107j:imageタオルギャザー

↑足指の力だけでタオルを引き寄せる

f:id:YUYAHATATNO:20221028081127j:image足首の筋トレ

↑ゴムチューブでの反発力を利用したトレーニング法

 

これらに加えて

下腿三頭筋(腓腹筋やヒラメ筋)のストレッチ=アキレス腱を伸ばすストレッチ

 

で扁平足の予防や足首の柔軟性の維持に努めましょう!

 

私はシンスプリントの経験はありませんが、最悪の場合剥離骨折(筋肉の牽引力が骨を引き剥がす)ことにつながるので

みなさんオーバーワークには十分注意して練習に励んで下さい!

 

最後読んでいただき

ありがとうございました!